オール電化

まず、オール電化にはじめて触れるほとんどの人が抱くのが、「電気を使って暖房や給湯をしたら、電気代が大変じゃない？」という素朴な疑問。 「経済的といっても、いままでの電気代に比べて、少し安くなる程度でしょ」という感想も聞かれます。
ところが、オール電化にすれば、電気代、ガス代、灯油代などの光熱費が削減できるだけでなく、場合によっては、光熱費ゼロも可能なのです。 「ウソでしょ。どういう仕組み？」と思いますよね。
このオール電化の仕組みを簡単に説明いたします。

■エコキュートのエネルギー効率は、従来型のガス給湯の約９倍だから、光熱費の約１／３を締める給湯にかかる費用を大幅に削減できる。

■ガスを使わないことから、ガスの基本料金を払わずに済む。

■オール電化にするとさまざまなオール電化割引電気料金や補助金が適用される。・太陽光発電を利用すれば、電気を自家発電でき、売電もできる。

最近、大手メーカーが、ガス給湯器やファンヒータで火災や二酸化炭素中毒の事故がおきるとして、製品の回収や交換等を行っていることが大きく報道されています。また、毎年、多くの子供やお年寄りが火災の被害に合っています。
オール電化にすることは、火を使わない生活ができるということで、その安全性が注目されているのです。

とはいえ、IHクッキングヒーターには「電気をつかった調理なんて使い物になるの？」という疑問が湧くかもしれません。以前の電気コンロというと、火力が弱かったり、コンロ自体が熱を持ち危険という印象がありますが、いまオール電化住宅で取り入れられるIHクッキングヒーターは、まったく違うのです。ガス以上の火力であるだけでなく、火加減の調節も細かく可能です。また、電子レンジと同じように磁力を使って鍋に熱を加えるのでパネルに触れても熱くありません。空焼き自動停止機能なども安全機能も充実しています。さらに、火を使わないため、空気を汚しません。

オール電化の主役のエコキュートの「エコ」は、「エコノミー」と「エコロジー」の「エコ」です。
エコロジーである理由は、エコキュートはヒートポンプの冷媒として、フロンガスの代わりに地球温暖化への影響が少ないCO2を利用しています。

また、エコキュートは高効率なので、CO2の排出量が従来燃焼式給湯器に比べて約50%も削減できます。
環境にやさしいエコキュートには、国がその導入に補助金を出していることからもお墨付きと言えます。

最近は、実際に、オール電化住宅に体験宿泊できる施設も登場していますが、オール電化の魅力として、忘れられないのが、その快適さ、便利さです。まずは、IHクッキングヒーター。さっとひとふきで綺麗に使える便利さは主婦のあこがれです。空気が汚れない床暖房の心地よさは一度体験したら病みつきです。